■MRワクチンで麻しん・風しん予防
Introduce
2007年4月、関東地方で麻しん(はしか)が流行しています!感染力が強く、特別な治療法がないため、乳児や成人では重篤になりやすく、肺炎や中耳炎、脳炎などを合併することもある病気です。予防には予防接種が有効です。平成18年4月1日より、麻しんと風しんの混合ワクチン、MRワクチンを接種することになりました。より予防の効果を高めるために2回接種が必要です。
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2007年4月、関東地方で麻しん(はしか)が流行しています!感染力が強く、特別な治療法がないため、乳児や成人では重篤になりやすく、肺炎や中耳炎、脳炎などを合併することもある病気です。予防には予防接種が有効です。平成18年4月1日より、麻しんと風しんの混合ワクチン、MRワクチンを接種することになりました。より予防の効果を高めるために2回接種が必要です。
MRワクチンとは、
麻しん麻疹(Measles)風しん(Rubella)混合生ワクチンです。
麻しん(はしか)は、発熱と発しんを主症状とするウイルスが原因で起こる感染力が強い病気です。くしゃみやせきで広がり、免疫のない人が感染すると、ほぼ発病します。特別な治療法がないため、症状に応じてお薬を使う対症療法が中心となります。重症の場合や合併症の恐れがある場合は、入院が必要になります。春から夏にかけて流行します。
風しん(三日はしか)は、軽い麻しん(はしか)の症状に似ています。麻しんと同じく飛沫感染により起こり、発熱、リンパ節の腫れ、発疹の症状が特徴です。冬から春に流行することが多いです。妊婦初期に風しんにかかると、先天性風しん症候群(難聴、白内障、心疾患など)の赤ちゃんが生まれる可能性が高くなるといわれています。
MRワクチンは、両方の病気への予防効果を高めるために2回接種が必要です。
第1期 1歳の誕生日前日から2歳未満
第2期 小学校就学前の1年間(入学前年度の4月1日〜3月31日)
麻しんまたは風しんにかかったことがある人はMRワクチンの接種は必要ありません。
麻しん・風しん(単抗原)の予防接種を受けたことがある人も第2期の対象年齢に2回目の接種を受けることを忘れずに!
接種状況 | 麻しん・風しん既往症歴 | 第1期接種可能 | 第2期接種可能 |
---|---|---|---|
ワクチン接種共に無 | 共に有 | 必要なし | 必要なし |
麻しん有 | 風しんワクチン | 風しんワクチン | |
風しん有 | 麻しんワクチン | 麻しんワクチン | |
共に無 | ※MRワクチン | ※MRワクチン | |
麻しんワクチン接種済 | 風しん有 | 必要なし | 麻しんワクチン |
風しん無 | 風しんワクチン | ※MRワクチン | |
風しんワクチン接種済 | 麻しん有 | 必要なし | 風しんワクチン |
麻しん無 | 麻しんワクチン | ※MRワクチン | |
ワクチン共に接種 | − | 必要なし | ※MRワクチン |
※保護者から希望のある場合は、MRワクチンから単抗原ワクチン接種に変更可能。
日本は麻しんの予防接種率が低く、先進国の中で発症率も高いことから、海外から「麻しん輸出国」と不名誉な非難を受けています。予防接種による副反応を心配する方もいますが、実際に麻しん・風しんにかかった場合の体への大きな負担や、周囲への感染予防を考えると予防接種を受けることが大切です。