電子父子手帳 DO BE DAD

「子育て参加」や「ママのサポート」だけじゃない、自分が主役の「父親の子育て」って意外と簡単で面白い!育児のダイゴミを知って本物の「かっこいい」父親になるために、「電子父子手帳」でたくさんのヒントを発見しよう!

■インフルエンザ2007

乳幼児は脳炎・脳症に注意

Introduce

例年11月〜4月に流行するインフルエンザ。乳幼児のインフルエンザで気をつけてほしいのは肺炎・中耳炎・脳炎・脳症などの合併症です。インフルエンザ脳炎や脳症などの合併症は重い後遺症を残すことがあります。
では、インフルエンザにかからないために、またかかってしまった時はどんなことに注意したらよいのでしょうか?

■インフルエンザ予防のためにできること

流行前のワクチン接種

予防接種

インフルエンザの流行は1月上旬から3月上旬が中心です。ワクチンの効果が現れるのに2週間程度かかるため、毎年12月中旬までに接種を済ませるとよいでしょう。
医師によって考え方が違うこともあるようですが、妊娠中の方は、妊娠初期の器官形成の時期を除いて、予防接種も選択肢のひとつです。授乳中の方も接種は可能です。
生後6カ月未満の赤ちゃんは予防接種を受けられませんので、家族が予防接種を受けておくと赤ちゃんへの感染を防ぐことにつながります。


帰宅時の手洗い、うがい

のどの粘膜や手指など体に付着したウィルスを落としましょう。


適度な温度・湿度(50〜60%)に保つ・水分補給を心がける

インフルエンザウイルスは低温・低湿を好みます。また空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。暖房器具・加湿器を使って、室内は20度前後・湿度50〜60%に保ちましょう。また、乾燥から体を守るために、積極的な水分補給を心がけましょう。


十分な休養と栄養摂取

日ごろから体の抵抗力を高めるために十分な休養と栄養をとることが大切です。


人混みをさける

人の集まるところへの外出の場合は、混まない日時を選び、短時間で済ませるようにしましょう。マスクの着用も効果があります。


■インフルエンザの症状と治療

発熱

インフルエンザは、
・のどの痛み・鼻みず・咳などの普通の風邪のような症状
・38℃以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛など全身の症状
が突然現れます。
かかると重症化しやすいですが、治療に有効な薬である抗インフルエンザウイルス薬を適切な時期(発症から48時間以内)に服用を開始すると、発熱期間は通常1〜2日間短縮され、ウイルス排泄量も減少します。代表的な抗インフルエンザウイルス薬、タミフルは、1歳未満の赤ちゃんや妊娠中の方、授乳中の方には原則禁止です。


インフルエンザにかかったら、治療を受け、安静にし、スープなどで水分補給を

上記のような症状が現れ、インフルエンザにかかったと感じたら、
・早めに医療機関を受診して治療を受けましょう。
・安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
・お茶やスープなどで水分を十分に補給しましょう。


参考:学校保健法でのインフルエンザによる出席停止期間は解熱した後2日を経過するまで

インフルエンザを発症してから3〜7日間はウィイルスを排出すると言われています。そのため、症状がでてから3〜7日間は他の人にうつす可能性がありますので、人の多く集まるところは避ける・外出時にはマスクを着用するなど、周囲の人への配慮をしてください。

■インフルエンザ脳炎や脳症

5才以下の子供がインフルエンザにかかり、40度近い高熱・吐き続ける・けいれんが長引く・意識障害等の症状が出る場合、脳炎・脳症を疑い、すぐに医師の診察を受けましょう。

http://www.med.or.jp/influenza/inqa_b.html