電子父子手帳 DO BE DAD

「子育て参加」や「ママのサポート」だけじゃない、自分が主役の「父親の子育て」って意外と簡単で面白い!育児のダイゴミを知って本物の「かっこいい」父親になるために、「電子父子手帳」でたくさんのヒントを発見しよう!

■ワーキングママの場合

妊娠も仕事も出産も、二人で力を合わせて乗りこえよう

Introduce

仕事を持っている妻が妊娠!嬉しさはもちろんだけど、会社にいつ言うか?産休・育休は取れるのか?保育所は?など疑問だらけ。夫婦で協力し合って妊娠〜出産をのりこえるため、できるだけ仕事環境の改善を試みましょう。

■体調はどう変化する?


妊娠するとホルモンのバランスが崩れるので、多かれ少なかれいつもとは違った変化があらわれます。一番顕著なのはつわり。ただし個人差があるので、つわりがない人もいれば食生活が激変する人もいます。通勤や通常の勤務がつらくなった時は下記の制度が利用できるように上司と話し合ってみましょう。
⇒つわりについて


■時差出勤


ワーキングママ

交通機関の混雑によってつわりが悪化したり、流・早産などのリスクが高くなると主治医が判断した場合、会社にその旨を伝えてラッシュの時間帯を避けて通勤できるようにしてもらえます。具体的には、始業時間及び終業時間に各々30分〜60分程度の時間差を設けることや、労働基準法第32条の3に規定するフレックスタイム制度を適用してもらうことを申請しましょう。


■妊産婦の労働時間


雇用側が時間外労働、休日出勤、深夜業はさせてはいけないと定められています。また、1日30分〜60分程度の労働時間の短縮も認められています。休憩時間の延長、回数の増加も認められています。


■妊産婦の業務転換


重量物の取り扱い業務、有毒ガス発散場所での業務などは労働基準法で禁止されています。また妊産婦が業務軽減の為に配置転換を希望した場合は雇用側はそれを行う義務があります。


■妊娠中の通院休暇


雇用側は検診や保健指導を受けるために必要な時間(待ち時間、往復時間を含む)を確保しなければならないと男女雇用機会均等法で定められています。


産前〜産後 回数
妊娠23週まで 1回/4W(その他医師の指示する回数)
妊娠24〜35週まで 1回/2W(その他医師の指示する回数)
妊娠36週〜出産まで 1回/1W(その他医師の指示する回数)
産後1年以内 医師の指示する回数

■母性健康管理指導事項連絡カード


ワーキングママ

厚生労働省女性局発行のカード。妊娠中と産後に不調があった時など主治医に記入してもらって会社に提出し、勤務内容の変更(時差通勤や業務転換など)を依頼しましょう。医師の専門的で客観的なコメントがあるので、会社に理解してもらうための効果的なツールとして利用できます。

カードは厚生労働省HPからもダウンロードできます。
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/josei/hourei/20000401-25-1.htm


■男性もとれる育児休業


産後、ママが休みを取りにくい場合は思いきって男性が育休を取ってみませんか?交代で取るという方法もありますので、会社の理解も必要ですがここはいろいろな方法を柔軟に考えてみましょう。
⇒育児休業


■保育所選びは早いうちに


実際に赤ちゃんが産まれてからしか入所手続きはできませんが、事前の情報収集は早い方がベター。アクセス、料金、保育内容、先生、雰囲気など訪問して確認したいことはたくさんあります。安定期に入ったら候補にあげた保育所を実際に見学しに行きましょう。口コミ情報を手に入れることも忘れずに。