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最近の食物アレルギーが以前とは変化してきて攻撃的になっているという報告が伝えられていますが、11/14のHealthDayNewsによると、生後3カ月間の授乳で小児の食物アレルギーが予防できるとの研究結果が、米テキサス州ダラスで開かれた米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI)の年次集会で報告されたそうです。
このページでは、少子化への具体的な取組みやお役立ち情報など最新のニュースを公開しています。
「子育て参加」や「ママのサポート」だけじゃない、自分が主役の「父親の子育て」って意外と簡単で面白い!育児のダイゴミを知って本物の「かっこいい」父親になるために、「電子父子手帳」でたくさんのヒントを発見しよう!
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最近の食物アレルギーが以前とは変化してきて攻撃的になっているという報告が伝えられていますが、11/14のHealthDayNewsによると、生後3カ月間の授乳で小児の食物アレルギーが予防できるとの研究結果が、米テキサス州ダラスで開かれた米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI)の年次集会で報告されたそうです。
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子どもによる吸い殻や薬の誤飲、浴室での水死などの事故防止を目的とした研修会が4日、守山市守山の県立小児保健医療センターで開かれ、約60人の参加者が乳幼児に対する気配りの大切さを学んだ。
小児保健医療センターが「子どもの健康セミナー」と題して主催。目白大人間学部(東京)の田中哲郎教授(小児科医)が講師を務めた。
2005年の人口動態統計(厚生労働省)によると、1−4歳、5−9歳、10−14歳の各年齢層で最も多い死因は「不慮の事故」で、ゼロ歳児は「先天奇形」。一方、国内全体の死因で、「不慮の事故」は5位となっている。
田中教授は「1歳までふかふかの布団を使わず窒息を防いだり、たばこや灰皿はいつも片付けておいたりすることが大事」と呼び掛けたほか、水の事故を防止するため「子どもが小さいうちは、入浴後に浴槽のお湯を落として」と訴えた。 (中日新聞)
荷物運び手伝い 保育園まで送迎 割引のサービス
子育てを支援するタクシーが全国各地に広がっています。タクシー運転手が、保護者に代わって子どもを送迎し、親子で乗車した場合にはベビーカーなどの荷物の持ち運びを手伝ってくれます。 子育て中の家族には頼りになりそうです。
「子育てタクシー」は、2004年に香川県で始まりました。2006年には「全国子育てタクシー協会」(事務局・高松市)も設立され、現在、11道府県の約50社が加盟しています。
同協会では、全国どこでも同じサービスが受けられるように、ガイドライン(指針)を設けています。
運転手は、子どもへの接し方、チャイルドシートの装着、緊急対応訓練などの研修を受けた者に限る。電話などで利用申し込みを受け付ける際には、チャイルドシートや汚れ防止シートの使用など、必要なサービスについて確認することなどを定めています。
子どもだけがタクシーに乗る場合には細かく配慮。保育園のお迎えを代行する場合には、保護者が保育園にその旨を伝えておき、ドライバーは身分証明書を園に提示します。また、自宅から子どもがひとりで外出するのを手伝うときは、施錠の確認や忘れ物のチェックなどの声かけも運転手が行います。車外での事故に備えた保険にも加入。
利用料金は、基本的に、通常のタクシー料金と同じ。
同協会会長で、長崎県諫早市のタクシー会社の社長、内田輝美さん(40)は自身も母親として2人の子を育てています。
「子どもが被害に遭う事件が続き、塾やおけいこに大人の送迎が不可欠だと考える親は増えている。その一方で共働き家庭が増え、親による送り迎えが難しくなっている」と子育てタクシーの必要性を訴えます。
協会加盟のタクシー会社はホームページ(http://kosodate-taxi.com)で調べられます。問い合わせは同協会事務局(NPO法人わははネット内087・822・5589)へ。
同協会以外でも、タクシーによる子育て支援の動きは広がっています。
岩手県花巻市の花巻地区タクシー業協同組合は、1月から、妊婦や未就学児を対象に料金の1割引きサービスを始めました。
対象家庭には、割引を受けるためのカードが市役所から交付される仕組み。同組合理事で文化タクシー社長の立花徳久さんは「地域密着のタクシー会社として子育てに貢献したい」と話しています。
(読売新聞)
「子育ての楽しさと大変さを知った。家族の絆(きずな)が強まったことが何よりうれしい」
アル・プラザ長浜(長浜市)に勤める中川一喜さん(45)は、傍らを走り回る長女朋桂(ともか)ちゃん(2)を優しく見つめながら、育児に専念した3か月間を振り返りました。
1年前の1〜4月、会社の育児休業制度を男性として初めて取得しました。目の不自由な妻の負担を軽くするため、子どもが生まれた時から考えていましたが、「男の育休」には簡単に踏み切れませんでした。
自らも認める仕事人間。出勤前に「行ってきまーす」とだけ声をかけ、夜遅く帰宅すると朋桂ちゃんはすでに夢の中。育児は完全に妻任せでした。
当時は総菜売り場の責任者。長期休業となれば、職場にも迷惑がかかります。休業中は無給になることから、生活面の不安もありました。会社の規定で、育休は子どもが0〜2歳までの最大2年間取得できますが、悩み抜いた末、朋桂ちゃんが1歳9か月の時、「今しかできない。後悔はしたくない」と決断しました。
育休中は午前5時起床。朋桂ちゃんが目覚める時間だ。眠い目をこすりながら、朝ご飯を食べさせると、次は家の掃除や料理で妻を手伝い。昼間は近くの公園を一緒に散歩して、午後5時にはお風呂。晩ご飯を食べて、絵本を読んだりしながら、同8時には寝かしつけ。
泣いたり、怒ったり、食べ物をこぼしたり……。子どもがなかなか思うように行動してくれないことに驚きました。「子どもと1日中遊べて、主婦って楽しい仕事だと思っていた。一人でストレスも抱えてたんだろうなあ」。妻の苦労が身に染みました。
一方で、男性の育児に難しさも感じました。育児教室などに子どもと2人で参加すると、ほかの母親らの視線が気になり、発育状況や子育ての仕方などを母親らに聞きたくても、輪の中に入りづらく、スーパーに買い物に行った時、泣いている朋桂ちゃんを抱えて店を出ると、不審者のように見られたこともありました。「逆の立場だったら、自分も同じ目で見ていたかも」と振り返ります。
男性の子育て問題について詳しい明治鍼灸大学の非常勤講師、山田亮さん(40)(家族社会学)は「社会の流れは変化してきたが、システムや人の意識が追いついていない。行政、企業などの子育て支援も、男性がもっと育児参加できるように質を変えていくことが重要」と指摘します。
育休期間が終わった後、それまでは気づかなかった朋桂ちゃんの表情の変化もわかるようになりました。妻と子どものことについて話す機会も増えました。「朋桂が前よりも甘えてくるようになったのが一番うれしい。家族を支えていこうと、仕事への意欲も強くなった。子育てをしてこそ“父親”になれるんですね」。
<クリップ>育児休業 県内の従業員10人以上の企業9000社のうち2000社を無作為抽出して行った、県の2006年度の労働条件実態調査によると、05、06年度の平均育児休業取得率は、女性の89・0%に対し、男性は1・1%と極めて低くなりました。(読売新聞)
小児の牛乳や卵アレルギーは、1世代前に比べ持続性があり、離脱が困難になってきていることが、米国の研究で明らかになりました。米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルティモア)が実施した2件の研究によると、これらのアレルギーは学齢期以降まで残るケースが多い。
以前の研究では、牛乳アレルギーの子どもの75%が3歳までに離脱するとされていましたが、牛乳アレルギーの小児約800人を13年以上追跡調査した今回の研究では、4歳までに離脱する子どもはわずか20%で、8歳までが42%、16歳でも79%であることが明らかになりました。また、卵アレルギーの小児900人を同期間追跡した調査結果も同様な傾向がみられ、4歳までに離脱する子どもは4%、10歳で37%、16歳でも68%でした。
研究著者で、ジョンズ・ホプキンス小児センターのRobert Wood博士は「悪い知らせだが、小児の牛乳や卵アレルギーの予後は、20年前より悪化しているようだ。罹患する小児数が増加しているだけでなく、離脱事例が減少し、また、離脱したとしても、以前より高年齢になっている」と述べています。
研究結果は、多くの小児科医が長年うすうす感じていた、「近年診断される食品アレルギーは、従来の食品アレルギーに比べ予測不能かつ攻撃的になってきている」ことを追認するもの。Wood博士は「原因は不明だが、われわれは、20年前とは異なる疾患プロセス(過程)に遭遇している」と述べている。研究結果は、医学誌「Journal of Allergy and Clinical Immunology」2007 年11/12月号に掲載された。 (HealthDayNews)